部門や役職の壁を越える-Solvvyがオフィス内バーに込めた「フラットな組織」への意志
その他
近年、ハイブリッドワークや組織の急速な拡大に伴い、社内コミュニケーションのあり方を見直す企業が増えています。
Solvvyでは、2022年12月のオフィス拡張を機に、社内に本格的な「バースペース」を設立しました。
単なる福利厚生の枠にとどまらず、部門や役職の壁を越えたフラットな関係性を築くための「経営戦略の一環」として機能するこの場所。設立の背景にある思いや組織へのポジティブな影響、
そして今後の展望について、運営を主導する人事戦略室の安田さんに話を聞きました。
目次
- 出社に付加価値を オフィス拡張から始まったバー設立の背景
- 若手の主体性を育む 新卒研修でのユニークな取り組みと社内イベント
- 互いを尊重する文化が醸成する 心理的安全性と業務への好影響
- 組織が拡大しても Solvvyのフラットな文化を継承し続けるために
Profile

安田さん (経営戦略本部 人事戦略室 中途採用チーム シニアマネージャー)
2021年中途入社。
入社後は、組織の急成長に伴走しながら中途採用を支え、現在は中途採用の責任者を務める。採用戦略の立案やスキームの構築などを広く牽引しつつ、社内バーの運営も自ら主導。
自社のリアルな魅力を届けることを大切に、組織の成長を人事から支え続けている。
※所属は取材時点
1. 出社に付加価値を オフィス拡張から始まったバー設立の背景
─ 2022年12月にオフィス内バーを設立したとのことですが、どのような背景や目的があったのでしょうか?
安田: オフィスのフロア拡張に伴い、増員した社員のために「執務や会議のスペースだけでなく、出社した社員が純粋に楽しめる空間を作りたい」と考えたのが始まりです。リモートワークも普及する中で、「会社に来ることで得られるプラスの体験」を提供したいという経営陣の強い思いがありました。そうした背景から、業務後に社員同士が気軽に交流できるバースペースを設けることになりました。
─ 安田さんは人事部門の業務と並行して、このバーの運営を引き受けられたそうですね。
安田: はい。スペースが完成した後に「誰がどのように運営していくか」という話になりましたが、私は人事として日頃から多くの社員と面接や面談で関わっています。そのため、私がカウンターに立つことで、入社直後のメンバーも含めて「誰もが気兼ねなく立ち寄れる環境」を提供できると考え、自ら運営を引き受けました。自分自身が厳選したお酒を起点に、社員の笑顔や新しい繋がりが生まれる最高の環境だと感じています。

2. 若手の主体性を育む 新卒研修でのユニークな取り組みと社内イベント
─ このバーのスペースを活用して、新卒研修でもユニークな取り組みを行っていると伺いました。
安田:Solvvyの新卒研修では、座学による会社理解だけでなく、若手に大きな裁量と責任を任せる「主体性の育成」を重視しています。
その一環として、新卒社員自身がプロジェクトチームを組み、このバーを活用したイベントの企画・運営をまるごと任せる取り組みを実施しました。自分たちでターゲットを定め、コンテンツを練り上げ、既存社員を巻き込んでいくプロセスを通じて、当社の強みである「変化を楽しみ、挑戦する姿勢」を体現する一歩としています。この企画は、新卒と既存社員の心理的距離を一気に縮めるきっかけにもなっています。
─単にお酒を飲むだけでなく、社内カルチャーを醸成する様々なイベントの舞台にもなっているのですね。
安田:その通りです。日常的な利用だけでなく、定期的に季節ごとの社内イベントを開催することで、業務外での自然な交流の機会を創出しています。
先日に開催した全社向けのイベントも非常に好評で、組織の枠を超えたコミュニティが広がる手応えを感じました。現在はその反響を受け、新たなイベント企画の検討も進めており、今後も定期的にこうした交流の場を創出していく予定です。
3. 互いを尊重する文化が醸成する 心理的安全性と業務への好影響
―多様な社員が心地よく過ごせる空間にするために、組織としてどのようなルールを設けているのでしょうか。
安田:会社公認の場であるからこそ、節度を持って楽しむための一定のルールは存在します。
ただ、私たちはそれらを厳格な禁止事項として一方的に縛るのではなく、メンバーへの信頼をベースにした共通のスタンスとして共有するようにしています。
役職や年次に関係なく、誰もがフラットで対等な関係であるために、お互いを尊重し合う配慮を前提とするという共通認識を全員で持つこと自体が、結果としてこの空間の心地よさやクオリティを保つための最大のルールになっています。
―そのお互いを尊重するスタンスが浸透しているからこそ、業務へも良い影響が生まれているのですね。具体的にどのような社内変化を感じますか?
安田:最大の変化は、普段の業務では接点が少ない部門間の垣根が低くなったことです 。バーで一度顔を合わせ、フラットにコミュニケーションを図った関係性があることで、翌日からの業務において「MTGを組むほどではないけれど、少し確認しておきたいこと」や「簡単な質問」を、チャットや口頭で気軽に聞き合える環境が生まれています。
例えば、新サービスの立ち上げ段階において、本来であれば他部署との調整に時間がかかるような場面でも、 早いフェーズからカジュアルに相談を持ちかけ、迅速にプロジェクトを進めることができています。このように、部署の垣根や役職を越えたコミュニケーションが日常化していること、そしてそこからスピーディーな連携が生まれることは、社内バーというコミュニケーションの場があるからこその大きな強みだと確信しています。

4.組織が拡大しても Solvvyのフラットな文化を継承し続けるために
─最後に、この社内バーを通じて、今後どのような組織を創っていきたいか展望を教えてください。
安田: 今後、会社がさらに成長し組織が巨大化していくと、どうしても部門間や世代間で目に見えない壁が生じやすくなります。
だからこそ、社内のあらゆる壁を排した「唯一無二の完全フラットな空間」としてこのバーを機能させ続けたいと考えています。役職やキャリアに関係なく、誰もが対等な立場として本音で語り合える場があることが、Solvvyの挑戦の文化を新しい仲間へと受け継ぎ、組織の一体感を強固にする源泉になると信じています。これからも出社する価値を感じられる、新しいアイデアが生まれるような温かい空間を追求していきます。

急成長を遂げる組織の裏側には、社員同士の繋がりを意図的にデザインする、
徹底した仕組みとカルチャーの醸成があります。
Solvvyはこれからも、誰もが主役として挑戦できるフラットな環境を守り、変化を恐れない組織として進化を続けてまいります。
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